ブクタンのシュトーレンと、しあわせのパン

毎日どこかしらのお店のシュトーレンを食べています。

シュトーレンって特に好きではなかったのですが（ボソボソ甘いだけだと思っていた）最近はどこのお店のシュトーレンもおいしくて、いくらでも食べられそう。いくらでも太れそう。あはは。

ブクタンさんのシュトーレンはお試しサイズも販売されています。

ホールで3000円、スライス４枚で750円です。ちゃっかり真ん中部分を選んできましたー。

シュトーレン　お試しサイズ【750円】

スパイスの香りがムンムンです。

ライ麦入りの生地はほどよくしっとりと、洋酒とスパイスの風味が効いておいしいですー。真ん中のなめらかマジパンと、周りのきび砂糖のジャリジャリ食感もイイ。バランスのいい、上品なシュトーレンですね。

…一気に食べてしまったのでコスパは良くないです。一気に食べるからですよね。分かります。シュトーレンってちょっとずつ食べるものっていうけれど無理よー。

OZマガジンの2021年1月号は「しあわせのパン」特集です。

中村食糧・テネラ・コムン（大澤シェフの笑顔がステキ☆）…という新店をおさえておきながら、家族経営の老舗パン屋さんも見開きページで取り上げています。

「キラキラしたおしゃれなパンはないけれど、うちの味を好きでいてくれる常連さんは多いから」という、サンドイッチパーラーまつむらのシェフ。「高い粉を使っておいしくすることもできるけど、それはうちのパンじゃないから」という、パオン昭月のシェフ。

いつものパンがいつもあることって日々作り続けてくれる人がいるからで、特別なことだと気づいたのでした。

「驚きと感動がなければ意味がないんです」という中村食糧の中村シェフの言葉も印象的。シェフそれぞれの矜持があって、それぞれのパンをいただけること、貴重でやっぱり特別ですね。ありがたいです。