人舟 バナナパンとさくらんぼマフィン、家族じまい

６月宅配パンの中から、お菓子編です。

人舟さんの酵母のお菓子が毎回楽しみなのです！新作が多いのも嬉しい。どちらも初めまして（だと思う）の焼菓子です。

バナナパン【400円】

いわゆるバナナブレッドです。この長さ（３切れくらいあるかな）で400円…だと…！？

視覚的にはバナナ感薄めですが、食べると超バナナ。ねっとり感のある生地にバナナの甘味がつまっています。

ふんわりラム酒が香って、隠し味にコーヒーが入っている…らしいです。正直コーヒーはよく分からなかった…。でもバナナと相性ピッタンコだし、風味をアップさせているはず。

すぐり酵母さくらんぼマフィン【350円】

冷やすとみっちり、温めるともっちり感が生まれます。どちらでいただいても生地はしっとりと、なめらか。アーモンドパウダーの風味が好き。

上の画像には写っていませんが、チョコレートの塊も隠れています。さくらんぼの甘酸っぱさの中に、その濃厚な甘さがアクセントになって、幸せな味わいでした☆

桜木紫乃さん著「家族じまい」を読みました。

相変わらず暗いぜ！明るい未来なんて永遠に来ない感じ！逆にしびれるわ。

…って、帯には「別れの手前にある、かすかな光を描く長編小説」とあるので、そう感じるのは私だけなのかもしれませんが。光あったかなー。

家族をテーマにした話って、衝突や軋轢があっても結局家族は何ものにも代え難いものなんですよっていう教訓があるのが定石だと思うのですが、この作品は違います。家族みんな苦しそうです。我慢の先に幸せが待っていることはありません。これがリアルなのかしら。